人の有難み 一瞬の触れ合い

相変わらずコロナに翻弄される日々。本日の感染者は何千人。先週よりも何倍多いと報道されては3回目のワクチンを早く打たねばヤバいと考える人は多いのではないか。

ワクチンにも充分リスクがあると思う。ワクチンで健常人が亡くなり、副作用もでる。少ないかもしれないが日々着実に起こっている現実。しかし、一切それはマスメディアでは報道されず、厚労省のHPでひっそりとアップされ因果関係は不明と表記。一部の人がそれをネット上で伝えて注意を呼び掛けている。とにかく国はネガティブな事を権力で封じ込めている。そのくせ強制ではありません自己責任です。これは明らかにおかしいのでは。

さて、私はメンタルケアでよく公園に行く。神奈川県の西部にある七沢自然公園もその1つだ。ここは車でないと行き難いせいか比較的人が少なく、低山ではあるが森林が多くて芝生の広場も点在するので、自然の気の巡りや気分が良い。芝生では簡易テントを張って昼寝をしたり読書をしたり、思い思いにくつろいでいる。家族で自然に触れ合う姿を見ていると、こちらも心が和む。山をベースにした公園なので起伏が多く、尾根伝いに軽いトレッキングが楽しめる。途中やけに木の根がむき出しになった道がある。

少し前の事だがそれが気になってスマホで写真を撮っていたら声をかけられた。「何を写しているのですか。」見ると地元の消防員の方だった。「この根が張った風景がめずらしいかなと思って。」すると「この根は浅いけれど、もともと地中に埋まっていたのが風と施設管理上、山蛭の隠れ家にならないよう掃いているうち根が浮き出てきたんですよ。」というお話。どうも最近は低山でも山蛭が出るらしい。かつてこの付近の山歩きをしていて知らないうちに蛭に血を吸われていたことがあった。蛭は鹿につくと言われるがどうも鹿や猪がこんな低山にも下りてきているようだ。「まだこの公園内で見たという話はないもののすぐ近くの山では熊も出ますよ。」「猿もいるし。」と親切に教えてくれた。そして蛭除けのスプレーを私の靴にかけくれた。「それではお気を付けて。」「どうも有難うございました。」と言って別れた。ほんの数分の人との触れ合いであったが何とも心地の良い時間だった。

今はコロナ禍でマスク装着なので籠った声から必要以外の会話はできるだけしない。知らず知らずのうちにコミュニケーション不足というストレスが溜まっていたのだろう。だから知らない人から声をかけられ、公園や山のありさまを語ってくれたのが心に染みた。電車やお店や通気の悪い密集環境でのマスクは理解できる。しかし外を一人で歩いている時マスクをするのはどうなんだろう。

「おはようございます。こんにちは。こんばんは。」基本的な挨拶も減っているように思う。何気ない声の掛け合いや語らいが、孤独感を癒し、人の優しさ有難さを教えてくれる。

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