ゴールデンウィークを過ごして

毎年この時期の気候は寒さから解放され、春のうららかさが充分感じられて行楽には持ってこいのタイミングと言える。今年は例年より少し気温が低く、前半は雨模様で後半は比較的天気に恵まれたように思う。つい自然が恋しくなって車で近くの山まで走りたくなる。

行ってみると新緑が眩しく実に気分が良い。木々が暖かくなるのを待ちわびていたかのように新たな葉が芽吹き、それは黄緑で太陽の日を浴びると輝いて、生きてるぞと訴えかけてくるように思える。また野には様々な花が色とりどりに咲いている。ここから生命の営みの凄さが感じられる。植物だけではない。よく見ると小さな虫がうごめいている。地球上には様々な生命が息づいている。クジラのような巨大生き物から指で軽くつまんでも潰れてしまいそうな小さな虫まで。それは大小に関わらず人間と同じ一つの生命体だ。年齢を重ねるとそんな命が愛おしい。必死に生きているのは皆同じなのだから。動物が話をしてそれが理解出来たらどんなだろう。きっと人間の傲慢さや自己中なところに文句を言ってくるだろう。地球はお前たちのものだけじゃない。もっと自然や他の生き物も大切にしろと。

さて今年のゴールデンウィークはコロナ前とは言わないまでも、それなりに人出は多かったようだ。それぞれがどこへ行って、何を観て何を感じたのだろう。理屈は抜きで今生きていることに幸せを感じられたら、それはとても良いゴールデンウィークだったに違いない。

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